シャンチー(象棋)とは

「シャンチー」は中国に起源を発し、チェスや日本将棋など世界に分布する「将棋型ゲーム」のルーツともいわれています。シャンチーの起源は、今から2千年以上前の春秋戦国時代に行われていた「六博(りくはく)」にさかのぼることができます。約1千年前には現在と同じルールのシャンチーが行われるようになりました。

 

シャンチーは、現在では中国だけでなく、アジア、ヨーロッパ、アメリカでも行われており、その競技人口は5億人ともいわれています。2010年広州アジア競技大会では、チェス・囲碁とともに正式種目に採用され、名実ともに国際的にスポーツとしての地位を確立しています。

 

日本では、日中国交回復の翌年、1973年に将棋の大山康晴十五世名人により「日中象棋協会」が設立され、1991年に「日本シャンチー協会」と改称しました。2020年「一般社団法人日本シャンチー協会」が法務局の認可を受け、2022年「一般社団法人全日本シャンチー連合会」と改称、中国大使館、(公社)日中友好協会をはじめとする友好団体と協力して、「日中共同声明(1972年)の精神を遵守する」という精神の下、シャンチーの普及、研究活動を行っています。(任意団体日本シャンチー協会は当法人とは無関係です)